芝生が活発に生長するための作業として「目土入れ」という作業があります。目土とはあまり聞きなれない言葉ですが、目土には芝が新たに目を出すのを促したり、細く密な葉を形成すると言った効果があります。
目土は、芝の発芽や発根を促すほか、地面の不陸(デコボコ)を修正する効果があります。
また、新しい芝を張った際には、目土で覆う事で根が地中に張ったり、発芽を促進する事ができます。
主な施工時期は春先で、この時期に行う事で芝に活力を与え、その後の成長を促すことにもつながります。
しかし、目土にはデメリットもあります。
それは目土を入れると、庭の土壌面が上昇するという事です。分かりやすく言えば、庭の全体に目土を年間1センチ入れていくと、10年後には庭の土壌面が10センチ上昇するという事です。あまりに位置が上昇すると土が外へもれ出たり、マンホールなどを埋め込んでいる場合にはそれが埋もれてしまう事が考えられます。目土を入れる際には必要な場所に、必要な量を最小限施工する場合もあるようです。
目土は必ずしも必要な作業ではありませんが、必要になる場合には一度芝張り業者に依頼をしてみて、調査してもらってはいかがでしょうか。
また、芝を張る際に予め目土を入れることで土壌面が上昇する事を想定した工事をお願いするのもいいでしょう。