ガーデニングを趣味にされている方にとって、緑鮮やかな芝生は大切でしょう。芝生も生きている植物ですので、正しいお手入れやメンテナンスをしてあげないと病気にかかることがあります。薬剤で治すことは可能ですが、対策をしないままですと、病気が再発してしまい非常に面倒ですし、薬剤を使用しすぎるのも芝生への悪影響が懸念されます。では、病害への対策、病気になりにくい芝生作りはどのように行えばいいのでしょうか。ポイントは土壌の環境です。病原菌は土壌やサッチ層で繁殖をして、芝生の根や茎、葉から侵入していきます。土壌の通気性、透水性、排水性が低下していて水分が溜まっている状態が続くと病原菌が繁殖しやすい状況になります。そのような状況を避けるには、微生物資材を利用するのがいいでしょう。微生物が持つ拮抗作用によって、土壌通気性を良好にすることができ、病原菌の繁殖を抑えることができます。また、エアレーションやサッチングなどを行うのも病害対策には効果的です。そして、水が溜まらないように、普段から散水のし過ぎにならないように気をつけましょう。もちろん、水が不足しているのも芝生が枯れてしまう原因になりますので、天候や芝生の状況に応じて適切な量を散水するようにしましょう。