お庭に芝生を張っているご家庭も多いかと思います。芝は一年を通して青々としており、土の状態にしておくよりも見た目もキレイだと人気でもあります。
また、小さなお子さんやペットを飼っているご家庭では、芝があることでクッション材となるのでケガなどの心配がなく芝を張りたいとお考えの方もいることでしょう。
そこで、今回は自分で芝をキレイに張るコツをご紹介します。そして、張った後のお手入れ方法などもお伝えしますので参考にしてみてください。
芝張りのコツとは?
自分でキレイに張れる芝張りのコツをご紹介します。
まずは、芝張りをする前に確認しよう!
キレイに芝張りをするためには、芝を張る前にしっかり確認しておくことがあります。
【芝張りをする時期】
芝張りは、いつでもできるわけではなく、適した時期があるのです。真夏の暑すぎる時期や真冬の寒すぎる時期は芝がしっかり根付かずに枯れてしまうこともあるので注意が必要です。
最も適した時期は、4~5月や秋口がてきしているとされています。芝は、15度ほどの気温から生育をし始め、25~35度の温度が一番成長するため、春や秋の気温が適しているといえるでしょう。
6月になれば梅雨に入るので、その前に芝を張っておくと水やりも不要ですので楽です。芝が根付くのに約1ヶ月かかるので、梅雨前に余裕をもって芝張りをするとよいでしょう。
【芝張りに用意すべき芝の量】
芝張りをするとき、どのぐらいの芝を用意したらいいのか迷われるかたがいるかと思います。主に、芝は30㎝角に切られて販売されており、その切り芝は10枚ほどを1セットとなっています。1セットは1~1.2平米となっていますので、芝を張る場所の広さを計算して必要な分を購入しましょう。
芝張り前に芝を張る場所を整備しょう!
芝を張る場所を事前にしっかり整備しておかないと、しっかり芝を張ることができません。芝を張る場所に雑草が生えている場合は、根ごと抜きましょう。雑草が芝生の隙間から生えてくると見た目も悪くなってしまうので、しっかり雑草対策をしておく必要があります。必要に応じては、除草剤を使用するとよいでしょう。
キレイに芝張りをしていくコツ

キレイに芝張りするコツをご紹介していきます。
芝を張る方法にもいくつもの種類があるのです!
芝張りといっても、その方法にはいつくが種類があります。どのような張り方があり、どんな特長があるのかを確認して張り方を決めましょう。
【ベタ張り】
切り芝を隙間なく、張っていく方法です。広い場所に芝を張るときは、ロール状になった芝を張ると楽でしょう。隙間なく張るので、見た目もキレイです。ただ、目地張りよりも1.5~2倍のコストがかかってしまいます。
【目地張り】
切り芝を張るときに、目地とって隙間を開けて張っていく方法です。隙間は3~5㎝ほど開けておき、土や砂などでその隙間は埋める目土をします。芝が成長していけばその隙間は埋まります。(4月に張れば8月頃には埋まります。)芝の量をベタ張りの8割ほどに抑えることができるので、コスト面でメリットでしょう。
【市松張り】
一枚おきに切り芝を張る方法です。春先に張れば、秋までには全面芝が埋まります。ベタ張りの半分の量の芝で張ることができるのでお得です。
【すじ張り】
5~10㎝のサイズに切った芝草を5~10㎝の隙間をあけて一列にして張っていく方法です。切り芝を同様に切って張っても同じ効果があります。傾斜のある場所でもキレイに張れるのがメリットです。市松張りの半分の量の芝で張れますが、時間がかかってしまうのがデメリットとなります。
実際に芝を張っていこう!
では、実際にキレイに芝を張っていく手順をご紹介します。
① 芝張りに必要な材料を用意する
まずは、必要な分の芝や下地に必要な土を用意します。
② 下地を整備する
下地がデコボコしていると芝を張ると見た目が悪くなり、水たまりができてしまいます。そのため、しっかり下地を整地する必要があります。まずは、芝を張る場所を約7㎝掘り返します。雑草が生えている場合は、根までしっかり取り除いておきましょう。雑草が芝から出てくると見た目も悪くなるので、必要に応じて除草剤を使用するとよいです。
そして、掘り返した部分を平らにし、水はけのよい砂や土を約5㎝敷いたうえに畑などの培養土を約2㎝敷きます。敷いたら、スコップなどで平らにします。その後、足で踏み固めるとよりデコボコがなくなるでしょう。
③ 芝を張っていく
用意した芝を張っていきます。どの方法が一番よいのかを確認して、費用などの面でもお得な方法で張りましょう。その後、しっかり土と芝の隙間がないように足で踏みつけて圧着させます。
④ 水やり
芝を張ったら、水をあげます。しっかり、根まで届くようにたっぷりあげましょう。
芝を張った後はどうしたらいい?
芝張りのコツを確認して張った後、キレイな状態のまま保ちたいものです。キレイな状態を保つ方法をお伝えします。
芝を張り終えてから、キレイな状態になるコツ
キレイな状態を保つためのコツとして、お手入れ方法をしっかり確認しましょう。
【刈り込み】
主に芝を刈るのは、以下の通りです。
高麗芝の場合は、
西洋芝の場合は、
芝は、約2㎝の高さまで刈るとよいでしょう。
【目土入れ】
芝の隙間を埋めたり、デコボコを平らにしたりするために行う目土。春から初夏に行うとよいでしょう。
【肥料】
高麗芝の場合は、3~4月の色が青々しくなってきたら行い、5~6月と7~8月に1回ずつ肥料をあげましょう。
西洋芝の場合は、3~4月と5~6月・9~10月・11~12月に1回ずつと、7~8月に肥料の量を3割ほどに減らしてあげましょう。
【水やり】
高麗芝夏の場合は、たっぷりと水を週に1回あげましょう。西洋芝の場合は、初夏と秋に緑が最盛期になので、その時期にはたっぷり水をあげるようにします。
困ったときは、業者に依頼しよう!

キレイに芝張りをするコツを紹介しましたが、なかなか自分ではキレイにできないこともあります。そんなときは、芝のプロに張ってもらうことがよいでしょう。また、芝を刈ったりする方法に不安があったり、病気になったかな?と思ったときはプロに相談されると安心です。
業者に依頼するときのポイント
プロの業者に依頼するとき、どんなポイントを確認したら悪徳業者につかまらないかをお伝えします。以下の項目を確認して依頼しましょう。
① 見積りを複数社とる
複数社見積りをとることで、相場がわかります。また、事前に見積りを出してもらうことで追加料金の有無も確認しましょう。安心して依頼できます。
② ホームページなどで業者の施工内容を確認する
どんな施工事例があるのかを確認しておくことで、イメージができます。どんな芝の張り方が得意なのかも知ることができます。
③ 口コミなどを確認する
口コミなどを参考にすることが、信頼度が分かるでしょう。悪徳業者でないかなども確認できます。
まとめ
今回は、芝張りのコツをご紹介してきました。自分で芝を張ることは、材料さえ用意したらキレイに張ることができるでしょう。しかし、素人がするとデコボコになってしまったり、芝の状態が悪くなってしまったりすることもあります。また、慣れない作業に苦戦されるかもしれません。
そんなときは、プロにお任せしましょう。キレイに芝を張ってくれますよ。