人間が野菜を食べるように、昆虫は芝を初めとする植物の葉を主食としている種類が多いです。
それが自然の中である一定のレベルまでであれば、ごく自然な生態系の中の出来事なのですが、昆虫が大量発生し、そのバランスを崩してしまうと害虫として駆除を行う必要があります。
特に芝生は人工的に作り出された環境なので、こうしたバランスを容易に崩してしまいます。
芝生に発生する害虫としてはシバツトガ、スジキリヨトウ、スジコガネが有名です。
シバツトガは画の一種で、幼虫が芝生の新芽を食べてしまう事で生育を阻害したり、その結果として芝生を黄色く変色させてしまう事があります。
またスジキリヨトウは春の終わりから夏にかけて発生する事が知られており、大発生する場合があります。
主な被害は芝生の葉や茎を食べてしまう事で、主に夜間に活動します。
スジコガネはコガネムシの一種で、幼虫が芝生の根を食べる事で芝が生育しなくなり枯れてしまいます。また、成虫も被害を与え、芝生の表面に穴を開け、地中に卵を産みつけます。
このように、芝に近寄ってくる害虫は主に幼虫が食害を起こす事が多いので、折角綺麗に整備した芝が枯れてしまったり、見た目が悪くなる事が多いので対処は早めに行わなければいけません。